2011年5月15日日曜日

制約も生かすマンションリフォーム (練馬区・スケルトンリフォーム・シックハウス対策)



練馬区内での鉄筋コンクリート造住宅の全面改修事例(スケルトンリフォーム)



所在地:東京都練馬区
規模:RC造3階建て 150㎡
2010年竣工
設計・施工:(有)マイホーム工房





アレルギー症のあるご家族から、我が家は湿気が多いとの相談から始まった
マンションリフォーム事例

雨漏りは、建物を傷めることだけでなく、健康をも害することになります。また、雨漏りは、屋根や屋上、バルコニーからだけではなく、外壁面からの雨漏りもよくあります。特に、鉄筋コンクリート造の建物では、コンクリートの打ち継ぎ部からの雨漏り事例が多くあります。表面に出てこない見えない部分ですので注意が必要です。調査をしてみると、このお宅では、鉄筋コンクリート造のマンションの各階の打ち継ぎ部から雨水が浸入して、床下や内壁面が常に湿潤な状態であり、カビが発生している状況でした。これは室内にも、常にカビの胞子が飛ばされている状況でもあり、アレルギー症状を悪化させる原因の1つともなります。

リフォーム後の玄関
リフォーム前の玄関

もともと、水廻りも古くなり、2人のお子様も成長してきた事で、間取りも変えるリフォームを考えていたということで、今回は内部の造作をすべて撤去して、スケルトンリフォームをすることとなりました。


リフォーム前



外部は、防水工事、塗装工事を行ない、間取りの変更に応じてサッシの取替えもしました。 
1階は、子供部屋を2室設けたいとのご要望から、1間だった洋室を車庫側に少し室内を広げて2間に仕切り、収納も備えた充分な広さの子供部屋2室にリフォームをしました。また、玄関ホールから階段手前までの壁面には、床面から天井面まですっきりと納まった製作物の収納スペースを多く設けています。階段下のトイレもリフォームしています。
リフォーム中



内部階段は、段部がカーペット張りでご家族には不評であったことから、床のフローリングに合せた木製段板張り仕上げにリフォームをしました。
(鉄筋コンクリート造の階段も、木造の階段のように木製の段板仕上げが出来ます。)
リフォーム後



2階は、DKと和室6帖の2室に仕切られていた間取りを、広い1部屋のダイニング・リビングへとリフォームしました。当初、ご家族からはキッチン部分が丸見えだったことが不満だった事から、キッチンとダイニングとの境にカウンター収納(カップボード)を設けることによって、キッチン部分が見えにくくしながらも、且つキッチンとダイニングとのつながり・使い勝手を考慮した利用しやすいキッチンリフォームになりました。

リフォーム後のキッチン

リフォーム前のキッチン


また、2階のトイレは、洗面脱衣スペースの中にあり、ご家族には大変不評であったことから、トイレは単独のスペースを確保し、廊下から直接使用出来るように、浴室、洗面脱衣室・トイレの位置関係をも含めた水廻りの全面リフォームになりました。


<お客様からの評価>

室内が湿っぽい理由が判り、思い切ってスケルトンリフォームをして大変良かった。ここまで私たち家族の要望や希望を組み入れて、具体的な形で叶えて頂きとてもありがたいです。仕上げの素材や色合いにもセンスを感じ、また、収納スペースも多くすっきりと納まって且つ大変使いやすくなりました。階段の床がカーペット張りから木製段板になったことは特に気に入っています。また、機器の選定や仕上げ材・色の選定に際して、プロのアドバイスをして頂きながら、自分たちで決めていけて大満足しています。家族のアレルギー症を充分に配慮した工事内容、素材の的確な選定なども助かりました。ちょっとした位置の変更や配慮で、キッチンやトイレ、洗面脱衣、浴室の使い勝手がこれほど変わるとは想像していませんでした。2人の子供も、それぞれ自分の個室が出来て喜んでいます。(以前は1部屋を2人で利用)

<反省材料:製作家具の件>

アレルギー症のご家族がいることから、シックハウスも含めて充分配慮をしながら工事を進めたのですが、問題は製作家具の扉材製作に使用する接着剤に、どうしてもアレルギー症状を引き起こす化学物質が微量含まれるものを使用せざるを得ないことでありました。事前に了解を得た上で製作家具を持ち込んだところ、やはりご家族からアレルギー症状が出てしまったため、1ヶ月間その扉材を天日干しして接着剤中の化学物質の成分を飛ばした後に納品することになりました。この段階では幸いアレルギー反応も出ず、事無きを得ました。また、その後も問題なく生活をされているとのことです。